お客様のご要望をカタチにする
ヘラ絞り加工技術
「作りたい製品があるけれど、どんな技術を使えばいいの?」
「この製品を製造するには、どの会社に頼めばいい?」
こうしたお悩みやお困りごとを抱えているお客様は、ぜひ一度大阪の吉持製作所までご相談ください。当社が持つ高度なヘラ絞り加工技術を使い、さまざまなご要望にお応えします。
「ヘラ絞り加工」とは?
円形の金属板を機械で回転させながら “へら” を押し当て、中心から外側へ向かって金型(または木型)に沿うように少しずつ変形させていき、型と同じ形状の回転体に仕上げる加工技術です。
微妙な感触や力加減など、熟練工の技術や経験、勘などが不可欠な加工法ですが、当社には長年培ってきた技術と経験がありますので、高い精度で安定した供給が可能です。
工法には「手絞り」と機械を用いた「スピニング」があります。いずれも対応可能ですが、当社は特に「手絞り」を得意としています。(スピニングは大型製品や大量生産向きで、油圧で駆動するスピニングマシーンを使用します。)
素材はアルミ・鉄・ステンレス(SUS)・真鍮・銅などで、適応の厚みは以下の通りです。
- ■手絞り・・・アルミ t3以下、 SUS t1.5以下
- ■スピニング・・・アルミ t1以上、 SUS t1以上
ヘラ絞り加工の特長
- 金型費がプレス加工に比べ低コスト、初期費用が抑えられる
- 途中での変更も容易で、試作に最適
- 多様な形状への加工が可能なため、自由度が高い
- 多種多品、少量生産に適している
(1個から可能ですが、価格は割高になります) - 素材時より加工硬化によって硬度が上がる
- バリが発生しない
- 1工程のみで完結する
- サイズにかかわらず加工が可能
- プレス加工より小さな素材で済む
ヘラ絞り加工の手順
- 素材板をサークル切断(スリッター切り)する。
- ヘラ絞り型に材を固定し、回転させる
- 治具(ヘラやローラー)を素材に押し当て、ヘラ押し工程を実施
- 同工程終了後、切削、カーリング、ヘミングなどを実施
ヘラ絞り加工を利用した製品について
産業用途の製品以外にも、家庭用金物ではやかんやボウル、照明器具(シェード) など多種多様なものが挙げられます。
ロケットや飛行機、新幹線の部品など意外なところでも活用され、社会の役に立っています。
また、溝がある製品や穴の空いたデザインなど、多様な形状への加工が可能で自由度が高いですので、様々なデザイン製品にもヘラ絞り加工が活用されています。
加工例
ヘラ絞り品(スピニング加工品)
ヘラ絞り加工は、加工部が回転体の形状であれば、どのような金属板素材でも塑性加工が可能です。金型費など、初期費用が比較的安価で試作品や小ロット製品、大型製品の製造の際に大いに役立ちます。
- 照明用シェード
- 照明部品
- 工作機械部品
- 電車部品
- 集塵機部品
- オートバイ用フィルター
- ロボット用プーリー
- ダスト用口金
- 建築金物
- LED用照明カバー
- イス・テーブル
- 工業用ダイアモンド作成カップ
- 塗装用タンク
- 計器カバー
- 硬質アルミパイプ加工
- 環境機器部品
- 研究用アルミヘルメット
- 繊維機械部品スプロール
- 各種アルミカバー etc…
- 照明用シェード
- 照明部品
- 工作機械部品
- 電車部品
- 集塵機部品
- オートバイ用フィルター
- ロボット用プーリー
- ダスト用口金
- 建築金物
- LED用照明カバー
- イス・テーブル
- 工業用ダイアモンド作成カップ
- 塗装用タンク
- 計器カバー
- 硬質アルミパイプ加工
- 環境機器部品
- 研究用アルミヘルメット
- 繊維機械部品スプロール
- 各種アルミカバー etc…
当社対応範囲
アルミ
- A1050~A6000番台
表面塗装
- アルマイト
- 化研
- 表面無地
- スコッチ
※上記以外でも対応可能なものがありますので、お気軽にご相談ください。
ヘラ絞り動画
ものづくりの大切さや面白さを体験していただきたいと思い、ヘラ絞り体験を行っています。
過去には多数の企業様や学校関係者様から参加していただいております。ものづくりの楽しさを是非体験してみてください。参加費は無料です。