アルミの板金加工なら、ヘラ絞りの職人技を極めた大阪の吉持製作所

福井県の会社からご相談があり、美容室で使われてるミストの発生装置の本体を作れないかとのご依頼でした。

小さな装置は、これまでプラスチックで作られていたようですが、少し大きな美容室向けの大型の装置をプラスチックで作るとなると、その金型代は１千万円を超えるとのことで、２年ほどお蔵入りになっていたそうです。

当社とは10年近いお付き合いをさせていただいている関西金属様のＨＰからヘラ絞り体験をご覧になり、アルミでヘラ絞りという技術で作れるのではないかと関西金属様を通じて、試作してみる運びになりました。

金型も大小、5個の金型でも100万円以下ということもあり、試作に踏み出す決意をされました。

外径360ミリ、3段に分けての全長が800ミリという大きな製品でしたが、当社の得意なアルミ加工でもあり、表面の美しくしさにも、喜んでいただきなんとか試作に成功し、これから開発も進んでいくことだろうと思います。

とある研究機関から問い合わせをいただき、製作した事例です。遠心させることによってチリやゴミを分け、花粉採取する製品を先方がオーダーしてきました。図面をいただいて製作を着手してからも何度も打ち合わせを重ね、改良に次ぐ改良の果てに製品を何とか完成させました。

花粉をうまく仕分けることがミッションだったので、遠心機にストレーナーを設置したことが一つのポイントとなったと思います。ストレーナーによって以前よりも精度の高い仕分けを実現しました。花粉研究への少しでも力添えができたことをうれしく思える案件でした。